昨日になってしまったけど、池袋に行きました。
2月は28日がブクの日(池袋で映画が1000円で観れる日)なのでね。
朝、家を出るときに特番をやってたのと、開始時間の兼ね合いで『20世紀少年 第二章』を見るか悩んだけど、結局『少年メリケンサック』を観ました。
宮藤官九郎監督作品は「真夜中の弥次さん喜多さん」以来2作目?
舞妓Haaaaaaan!!は違うんだっけ?
正直、クドカンは脚本家としては本当に天才的だと思う(というか個人的に大好きだ)けど、監督としてはダメだと思ってたから、あんまり期待してなかった。
でも面白かったです。
ところどころ挿まれる小ネタがかなりツボで、どひゃどひゃ笑った。
勝地涼のチンコの大きさにやたら拘る佐藤浩市とか。
個人的には、高円寺のメシ屋の二階で宮崎あおいと佐藤浩市が話してるシーンで、奥のおっさんが「あぶない刑事」のTVシリーズのOPを見てるのにウケた。
中条静夫で静止画って。
で。
宮崎あおいは、明らかに今まで見たことない演技をしててよかったです。
容姿にはそこまで惹かれないけど、彼女の演技は大好きと悟りました。
クドカン脚本に完璧に合わせてきてる。
というか、その斜め上を行ってるかんじの勢い。
女優さんだねぇ。
高円寺のシド・ウ゛ィシャス、アキオ役の佐藤浩市はとにかく格好良かったです。
誰も守ってくれない!
余所の映画館で重たーい演技をされてるのに、こんなんでいいんでしょうか(笑)。
演技幅広いなぁ。
まあ、それ以上に幅広いのは田辺誠一だけど。
天下無双の飛び道具。
パンクロックムービーといえば、「アイデン&ティティ」監督の田口トモロヲがボーカルのジミー役、同作品主演だった峯田和伸が若き日のジミーを演じてるのがなんだか感慨深いっすね。
ちなみに同作脚本の宮藤官九郎が今回監督で、同作でクドカン脚本に惹かれたという宮崎あおいが主演。
なんか、縁ですよね。
しかし(以下ネタバレ)
ジミーが喋れるようになったきっかけがわからない。
喋った瞬間はすげぇ面白かったけど。
あと、「ニューヨークのマラソン」だとみんなが思ってた歌詞があんな言葉だったなんて…。
直前で小さく流れてる無関係そうなニュースが伏線だったのがすげぇ!と思ったけど。
まあ、不謹慎こそパンク、みたいなとこありますからね。
でもエンディングのユーミンの曲は本当に意味不明。
途中から曲調が変わってパンクになる!と思ったのに。
その辺を差し引いて90点!
DVDは欲しい。
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