TOHOシネマズが毎月14日1000円だってんで、渋谷に映画を見に行きました。
『Rookies -卒業- 』 を。
公開から2週間経っているとはいえ、日曜ってこともあってかなりの人でごった返してました。
階段まで入場待ちの列だったり。
で、感想。
完全に一歩以上引いて見てしまったので、泣かせの演出が実に白々しく思えてしまいました。
あの管弦の重々しいメインテーマ。
あれが「ここで泣け!」とばかりに、しかもちょっとしたシーンで頻繁に使われるので、正直うんざりでした。
要所要所で川藤先生がいいことを言おうとするんですが(基本半笑いで)、いつも大体同じことしか言ってないような。
そう考えるともう、無駄に熱くて声がでかいおっさんです。
最近ニコ動の見すぎだからか、
松岡修造に見えてきました。
夢にときめけ明日にきらめけ!
もっと!お米食べろぉぉぉぉぉ!!!
違和感なし。
あと、若菜が指をケガするのはいいんだけど、確かその流れで起こるはずの、
「その日全然当たってないクソつまんねー奴」 → 「俺かよ・・・(白目)」
という、桧山が自ら若菜に打席を譲る感動的なシーンはTV版でやっちゃったんじゃ?
そうすると若菜がケガをするのは
「何の必然性もない。」
ってことになり、桧山はただの「全然打てない人」になってたような。
湯舟の語尾にはいちいちムカつく。
てか原作にこんな人いましたっけ? (本質的な疑問)
阿仁屋が脇腹を痛めないので、赤星がずっとセカンドなのが勿体ない。
演じてる仮面ライダーサソードの人(山本裕典)が思ったほど悪くなかったので、もっといろんなとこで活躍してほしかったもんだ。
あと、赤星はなんでもできるけど遠投は阿仁屋にかなわず、足の速さでは関川にかなわず、背筋力では新庄にかなわず、握力では平塚にかなわず(笑)、というくだりを入れて欲しかったです。
回りも含めて個性が立つと思うんだけどなー。
それから濱中!
せっかく石田卓也君がキャスティングされたんだから、もっといらんことしてニコガクを窮地に陥れろよ!!(笑)
ホントになんか、ベンチで声出ししてただけのような。
そもそも最後の試合がTV版ですっ飛ばした笹崎戦なので、なんかムリヤリ辻褄を合わせなければならない大人の事情が感じられました。
川藤を退場させるわけにも行かないし。
でもタイムをかけずにマウンド上で感極まって泣くのは、明らかな遅延行為ですよね。
早く投げろって。
バッターも集中力切れて、そりゃ空振りもしますわ。
卒業時のメンバー一人ひとりの川藤への言葉(金八の逆パターン)も、なんだか空々しい。
川藤のどこがどのように最高だったのかを100字以内で簡潔に述べろ。
んー、原作が好きな人と心が汚れている人は見ない方がいいかもなぁ。
あと、どうでもいいけど空撮が多すぎです。
どんだけヘリ飛ばしてんだ。
(ちなみに多摩川付近の絵では隅っこの方に僕んちがチラッと映ります。どれかはわからないが。)
それと、ニコガクニコガク言いながら、多摩川沿いのシーンがほとんど二子新地側(対岸、すなわち神奈川県)なのはどういうことか。
もう神奈川県代表を争って、保土ヶ谷球場で試合したらいいんじゃないでしょうか。
70点ぐらい。
PR