火曜・水曜と立て続けに映画見てきました。
火曜は有給取ったので平日の昼間っから池袋。
『告白』を観ました。
「下妻物語」、「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督の最新作。
平日の昼間なのにおじさんおばさんで席がほぼ埋まってました。
まあ土曜に公開したばっかだし。
さて感想。
めちゃくちゃ面白かった。
決して笑える内容ではなく、むしろエグいし残酷描写も多々あるけど、人間の心理への切り込み具合が。
つかホント言うとマジで怖えぇ。
最後に犯人わかるのかなーと 思いきや、最初の10分くらいで犯人が分かって、そっから追い詰めていく手法がエゲツない。
展開は独白形式ですね。
エヴァのラスト2話みたいな。
それぞれの登場人物にオモテ・ウラ・さらにウラとかがあったりするから何度も騙される。
しかしそれがむしろ心地いいというか。
伏線消化系がとにかく大好きですからね、僕。
内容はめちゃめちゃエグいけど、後味は妙にすっきり。
一貫して道化として描かれてる岡田将生のキャラクターとかすごくいいね。
あと、松たか子さんは最初と最後にしか出てこないけどマジで怖い。サイコ的な意味で。
木村佳乃さんも別の意味で怖い。
てか一番怖いのは、銀狼怪奇ファイルの時に高校生役だったのに、中学生の母親役をやってるってことだ・・・。
Hey! Say! Jumpの山田君は出てません。えっ？メインで出てましたよね？って思うぐらい似てるけど別人です。
あとミズホちゃん役の子は危険なかんじのかわいさです。昔の柴咲コウさんみたいな。
90点ですかしら。
ちょっとダークすぎるけど好き。
で。
水曜は 『ボックス！』 観てきました。
渋谷の映画館が男女問わず水曜1000円だったもんで。仕事を早く終わらせて。
ボクシングそのものを題材にした映画って実はそんなにないよね。
現役プレイヤー（笑）としては見ておかなきゃなって。
そもそもおれ市原隼人好きだし。映画の。
谷村美月ちゃんとの共演はどっかで見たことあるなーと思ったら、『神様のパズル』 でしたね。
全然キャラ違うけど。
さて。
実は映画のデキ自体は全く期待してなかったりしたんだけど、意外と熱くて見応えがあった。
ツッコミどころは多いよ。
ボクシング的にそれはないわーってとことか、なんでそこ無理やり泣かせにかかるの、とか。
でも試合のシーンはけっこうリアルだし、大詰めのワンカット長回しの場面も普通に凄い。
ボクシングっぽい動きの殺陣は作れるけど、殺陣の手の付け方でボクシングの動きはできないんですよ普通は。
たぶん所々早回しぐらいは使ってると思うけど、だいぶ訓練しないとできないだろうからなぁ。
特に高良健吾は本当に素人の動き（力の入り方とか）から徐々に経験者の動きになっていくのが凄い。
あの人演技の才能ありますよ。 おれは何様だ？（笑）
あと、先頃引退を表明した宝生舞さんがイッチーのお母さん役で出ててびっくり。
マジかよ、昨日の木村佳乃といい・・・。
あとはもう、ボクシング部の監督役の筧利夫がすげえよ！
最初明らかに出オチ系のギャグキャラだと思ったのに、ラストまでものすげぇ演技力で引っ張ってくんだもん。
恐るべし利夫。元新感線だっけこの人。
なんつーかこう、ボクシング題材の映画ってムリヤリにでも感動にもっていく力があるな。最終的には。
ルーキーズほどお涙頂戴じゃなかったのが良かったです。
87点。
写真は4月末に見たトライガンのポスターです。
マジ関係ねえｗｗ
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